映画「ノーカントリー」感想
女子大生署長が亡命したらしいですね。
まさにノーカントリーです。このイカれた世界にようこそですね!
現実世界こわい。
逃避。逃避しないと。
ということで、映画「ノーカントリー」感想です。(ネタバレあるよ!)
あらすじ
- テキサスの中年男、ルウェリン・モスが砂漠で麻薬取引の跡地を発見する。そこには車と火器、死体。それに札束が残されていた。
- 札束を持って帰るモス。ところが、ギャングの殺し屋、アントン・シガーが追跡してきた!
- 逃げるモス。追うシガー。メキシコ国境を越え、アメリカに戻り、エル・パソに登場人物たちは集まる。事件を追ってきた保安官がエル・パソに辿りつくと、そこには……
と、ざっくりまとめるとこうなる。
この映画最大の見所は、
最高級の悪
ダークナイトのジョーカー。
みんな、知ってるかな? そう、史上最高のヴィラン(悪役)と自信を持って言える、バットマンの宿敵だ。
こいつに匹敵する悪の輝きを秘めるのが、この男、アントン・シガー!
このおっさんだ!
http://www.allcinema.net/prog/image_large.php?i=328975&t=0&im=1877&nm=%25A5%25CE%25A1%25BC%25A5%25AB%25A5%25F3%25A5%25C8%25A5%25EA%25A1%25BC
体力:ふつう
経済力:ふつう
外見:きもちわるい
能力値だけ見ればたいしたことない。ぼくもそう思った。ところが。
装備:ガスガン
なんだよその武器は。
見たときは本当に驚いた。アントンはホースのさきっちょみたいなものを相手の額にあて、空気を放つ。それで殺す。ガスガンでドアの鍵も破壊する。もう無敵だ。
そして。
人格:最凶
アントンは感情で動かない。友情・道徳。常人が大事にするものは彼の行動判断にわずかも影響を与えない。
あるいは金銭で動いているのかもしれない。たしかにアントンは金で動いている。だがそれもより大きな価値判断の一部として機能しているに過ぎない。
アントンは原則で動いている。
真に強く、恐ろしい人間は原則で動く。「7つの習慣」だ。瞬間ごとに変化する感情や、いつ障害になるかわからない友人は天秤にかけない。心に決めた絶対基準、それを変えずにサイボーグのように動き続ける。
原則1:一度決めたことはやり通す
原則2:迷ったときはコイントス
罪の意識も、怒りも、哀れみも。あらゆる些事を無視してアントンは突き進む。
映画史上に残る「悪」の姿を見るためだけに、この映画を見る価値はある。
メキシコの現状
メキシコ 治安でぐぐったらかなりうえのほうにきてたVIPまとめ。
死体画像があるから閲覧注意!
http://2r.ldblog.jp/archives/3286110.html
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1006.html