アバター(字幕版・IMAX3D)の感想など
最近見た映画:()内は10点満点での点数
28週間後(8)
ジョーズ(6)
エイリアンVSプレデター(7)
マッドマックス2(6)
ブレイド(7)
スピード(8)
アンタッチャブル(8)
パルプ・フィクション(8)
アバター(字幕版・IMAX3D)(8)
アナテマ・フィジクスのシナリオを書くのが忙しく、ブログをあんまり書けなかった。
シナリオ自体は、ver1.0に関してはほぼ完成し、あとはひたすら推敲するのみ。
そしてアナテマ・フィジクスは、そろそろ絵を発注する段階にきている。
さて、映画だ。
28週間語……ゾンビ病の爆発的増殖により無人となった英国に、人が戻ってくる。が、またゾンビ病が再来し、パニックになる話。
前作同様、正面からゾンビものを描ききった良作。エンディングは続編の存在を示唆するものですっきりしないが、それでもよし。こまかな部分に気を配り続けることでクオリティを高めた。
ジョーズ……海水浴場に人食い鮫が出てきてみんなが困る話。これだけのストーリーなのに面白い。ただ、後半でだれる部分がある。ディレクターズカット版だったからか?
エイリアンVSプレデター……古代遺跡を調査したら、プレデターとエイリアンが戦いの儀式を始めやがったぜ、ヒャッハァ! という話。シンプルで楽しい映画だった。プレデター△。イケメン。
マッドマックス2……199X年
核の炎に包まれてからのち、荒廃したこのイカれた世界を自動車で旅するケンシロウ的な主人公がモヒカン暴走族をやっつけたりする話。マッドマックス2のほうが先なので、北斗の拳の元ネタともいえる映画。
ショットガンの弾薬があれほど貴重に見えたのは初めてだった。むさくるしすぎるのと、道路での走りながらの戦闘にいまひとつ爽快感が足りなかったのが減点。ところであの妙にバイオレンスな子供はずっと女の子だと思ってたんだけど、男の子だったんだね! ショタだね!
ブレイド……ダサかっこいいスーツに身を包んだハーフ吸血鬼のブレイドが吸血鬼どもをやっつける話。アクションかっこいい。ただ、最終決戦でのラスボスがいまひとつ強そうに見えない。エンディングテーマの日本語がなんて言ってるのかわかんないよー。次回作ではニンジャが活躍するみたいだ。わくてか。
スピード……SWAT隊員の主人公がビルにしかけられた爆弾を解除する。逆恨みした爆弾魔に脅迫されるまま、バスに乗り込んでしかけられた爆弾を解除しようとがんばる話。実に面白い。ただ字幕がなっち(戸田奈津子)なのが残念。ファック野郎ってなんですか? そして役者が言ってもいないことを言わせんなファック野郎。
アンタッチャブル……アル・カポネ率いるマフィアを取り締まろうとする法務執行官の活躍を描く話。戦艦ポチョムキンみたいにベビーカーが転がる大階段での銃撃戦が白眉。"did you get him?" "Yes, I got him""okay... take him"という感じのやりとり(うろおぼえなのでたぶんセリフはちょっと違う)がかっこよすぎた。
パルプ・フィクション……アメリカのギャングたちが色々やる話。デュラララ! を思い浮かべると近いかも。1分間に10回くらいの割合でファ○クと言ってる気がする。実際は154分に250回ほどだから、1分間に1.62回くらいだけど。http://ja.wikipedia.org/wiki/パルプ・フィクション ところで決めぜりふの「エゼキエル書〜〜」は、聖書には存在しない文章らしい。ほへー。
濃いキャラだらけでとても面白い映画。ただし長い。
アバター(字幕版・IMAX3D)……最新作なのでストーリーについてはあまり多くを語りたくない。
アバターの3D方式には4種類が存在する。
http://itsa.blog.so-net.ne.jp/2010-01-15 このエントリを読んで、IMAX3Dを観にいかねばならないと心に決めたのでわざわざ箕面くんだりまで足を運んできた。
字幕は画面中央下側に現れる。全体的にやや手前のレイヤーに、黄色い文字で表示されるのでけっこう目立つ。たしかに集中の妨げにはなるけど、吹き替えがイヤな人にとってはそれほど大きな障害にはならないと感じた。
画面全体を見ながら字幕の文面をちらっと見ることもできる。僕はもともと、公開されているアバター脚本をおおまかに読んで予習しておいたので、字幕を注視する必要がなかった。
なっち字幕だが、あまり大きな問題はなかった。予告編では超訳が炸裂しているが、本編は案外まともな訳がほとんどだった。だが皆無とも言えない。たとえば爆弾に書かれた"explosive"を「ダイナマイト」と超訳したのにはひいた。「火気厳禁」とか「爆発物」でいいやん。そもそも、その爆弾はたぶんダイナマイトじゃない。オクトーゲンとかHNIWとか色々あるのにダイナマイトだと断言するのは不当だと思う。
内容について。
とてもヒャッハァ! で面白かった。interestingではなくexcitingな映画で、観客はあまり考える必要がない。命令に逆らえない軍人の悲哀やPMCの倫理観になじめない社員について描くことも可能だったろう。が、ジェームズ・キャメロンはあえてそうしなかった。小難しい葛藤を抱えるよりは、単純な正義感に酔ったバトルに集中してほしかったのだ!
ジェイクが失った信頼を取り戻すために取った方法や、パンドラ中の部族をひとつにまとめるプロセスなど、突っ込みどころ満載の映画だったが、観客を楽しませるという点において、この映画は見事にその役割を果たしていた。
アバターの感想を検索すると、もののけ姫に似ているという意見の人が多いようだが、僕はそれよりマクロスFに似ていると思った。
古めかしい重厚なメカデザインが宮武一貴にしか見えなかったとか、サーカスがあったとか、異星生物がたくさん登場するとか、そんなことが理由だろう。